早朝電話がなった

「〇〇さんが亡くなりました 早めに出勤お願いします」 ひと月ほど前から状態が悪くなり ご家族さまと話し合った結果 病院には行かず施設での看取り方向となる 

何か処置やケアを行うと 手を合わせてありがとうございます いつもお辞儀をされていました 

93歳 嫌なことは嫌とはっきり言われ 身の回りのものは触らせず 片付けようとすると手で払いのけ 入所当初はなかなか難しい方でした 

その方が 今朝は食事を食べに降りてきていない と報告があり 訪室すると 話をするのもしんどい様子で 筆談で「水をください」と 直ぐに栄養ドリンクと水を持っていき 私にもたれさせながら座らせて100mlほど摂取された 

その翌日に電話がかかってきて 息を引き取られた 

看護師は人の最期に関わることが多い その度にもっとこうしたかったのではないか こうした方が喜ばれたのではないか など色々考えてしまう 認知面は93歳年齢相応で しっかりされていたこの方は入所当初から覚悟していたのかもしれない なあ と思う

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